鹽竈社神籍、鹽社由来追考、別当法蓮寺記などの文献では、
鹽竈神社には、十四の境外末社があるとされていますが、
文献によって記載されている神社が異なり、その総数は21あります。
社名 現在の社名 現在の鎮座地
青木明神 青木神社 塩竈市南町
奏社明神 陸奥総社宮 多賀城市市川
浮島明神 浮嶋神社 浮島
冠川明神 冠川神社 仙台市宮城野区岩切 仙台八坂神社境内社
南宮明神 南宮神社 多賀城市南宮
小刀明神 小力神社 利府町沢乙東
梅宮明神 梅宮神社 塩竈市梅の宮
柏木明神 柏木神社 多賀城市大代
東宮明神 東宮神社 七ヶ浜町東宮浜
曲木明神 曲木神社 塩竈市新浜町
桂島明神 松崎神社 浦戸桂島
鼻節明神 鼻節神社 七ヶ浜町花渕浜
赤沼明神 染殿神社 利府町赤沼
荒脛巾明神 荒脛巾神社 多賀城市市川
吉田明神 吉田神社 七ヶ浜町吉田浜
北宮明神 北宮神社 利府町春日 春日神社境内社
松島明神 紫神社 松島町高城
大根明神 大根神社 七ヶ浜町花渕浜 鼻節神社境内社
大臣明神 大臣宮 多賀城市浮島 浮嶋神社境内社
春日明神 春日神社 利府町春日
志波彦明神 志波彦神社 塩竈市一森山
この中で志波彦神社は、鹽竈神社の境内に鎮座してますし、
鼻節神社、大根神社と冠川神社は「鹽竈神社の摂社」で、既に紹介しています。
他の17社を一度に紹介すると長くなり過ぎるので、現在の鎮座地別に紹介したいと思います。
今回は、塩竈市内と七ヶ浜町内の末社を紹介します。
青木明神 青木神社 塩竈市南町
梅宮明神 梅宮神社 梅の宮
曲木明神 曲木神社 新浜町
桂島明神 松崎神社 浦戸桂島
東宮明神 東宮神社 七ヶ浜町東宮浜
吉田明神 吉田神社 吉田浜
宮城県塩竈市南町 青木神社
社殿
右側に、古峰神社。
こちらは、市街地の路地の奥、階段の先に鎮座しています。
少し右手には、 白坂観音堂。
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宮城県塩竈市梅の宮 梅宮神社
鳥居の先で、参道が右折すると、
拝殿。
これで自分で押した御朱印は2回目ですが、また失敗してしまいました。
本当は、社版が1つ行方不明で、まだ未完成です。
本殿
拝殿の右手には、
拝殿の前には左(東)向きに、神明社の石祠2基と、
山ノ神様の様です。
鳥居からは東側が開け、仙台湾(太平洋)や松島湾、塩釜港等が見渡せます。
馬放島~塩釜港入口~七ヶ浜町多聞山。
霞みが取れれば、遠景に牡鹿半島が見えます。 中央の藤倉配水池が邪魔ですね。
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宮城県塩竈市新浜町 曲木神社 (まがき神社)
こちらは塩竈港内の、籬島に鎮座しています。
毎月1日と鹽竈神社の年3回の御祭りの、9時頃~15時頃以外は、この橋は閉鎖されています。
橋を渡ると、鳥居を潜り、
社殿の横に出ます。
正面に廻り込みました。 こちらが表参道なのでしょう。
左に祠等。
社名の由来となった木株と、
由緒書
社殿
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桂島明神の松崎神社は、仙台湾(太平洋)と松島湾の境、
つまり松島湾口を塞ぐ位置にある、浦戸諸島の桂島に鎮座しています。
浦戸諸島は塩竈市に含まれ、塩竈港のマリンゲート塩竈から塩竈市営汽船が運行されています。
往復私が乗船したのはこの船ですが、3隻見た中で一番小さな船でした。
桂島漁港の中央付近に見える浮桟橋に、塩竈市営汽船が発着します。
宮城県塩竈市浦戸桂島 松崎神社
鳥居
神門
社殿の右に鐘楼。
中には、大小4棟の神社が納められています。
説明書き。
社殿の背後から、遊歩道が延びています。 松島湾越しの松島海岸。 観光船の奥が五大堂。
船形連峰は霞んで、写真写りは良くありませんでした。
塩釜港
中央が七ヶ浜町花渕漁港。 手前の島が、仁王島です。
中央やや左の山頂に、鼻節神社。やや右の山頂に、吉田神社がそれぞれ鎮座しています。
仁王島のUP。 だいぶ首の部分が、コンクリートで補強されていますね。
桂島海水浴場は、東日本大震災の津波で傷んだ堤防の工事中で、立入禁止になっていました。
ここでUターン。
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宮城県七ヶ浜町東宮浜 東宮神社
鳥居
参道の左に、鐘楼。
拝殿
本殿は鞘堂に入り、ぜんぜん見えません。 右の境内社。
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宮城県七ヶ浜町吉田浜 吉田神社
鳥居
参道の右に鐘楼。
拝殿と、その前の左右に小さな境内社。
本殿の背後には、椿が咲いていました。
七ヶ浜町内の東宮神社と吉田神社の御朱印は、
多賀城市大代に鎮座する柏木神社で頂けますが、平日は授与所が閉まっていました。
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