
福島県の北西部、新潟県と境を接し、西会津町があります。
磐越道の西会津IC付近から、県道339号を南西に進んだ終点の大久保地区に、
大山祇神社の遥拝殿(下宮)があります。

遥拝殿から4kmほど参道(林道)を進んだ先に、御本社(奥宮)がありますが、
そこから更に登山道を標高差200m程登った、岩崖付近に鳥居マークがあります。
今回は、そこまで行って見ました。

大山祇神社は、会津六詣出の一つに数えられています。

こちらは、大久保遥拝殿(下宮)です。


拝殿


左側より

更に左は、神楽殿。

遥拝殿の本殿。

神楽殿の前からの、台倉山。 この中腹に、御本社(奥宮)が鎮座しています。

駐車場の案内板を、右から。



昭和60年に立てられた六体の道祖神の、最初の一体。

車道の終点から河原に下りた、

ここが参道(林道)の入口です。 橋を渡った先が「一之鳥居」ですが、今、鳥居は立っていません。

参道(林道)には手作りのベンチが、たくさん並んでいましたが、今も増殖中です。

しばらく登ると、水の音が段々大きくなり

分岐に鳥居が現れました。

ここに、二体目の道祖神です。

階段を下り、木橋を渡った先に

不動堂と、 右側に

不動滝。

振り返ると、 支流の治山ダム。

不動堂の裏、落石避けが邪魔かな。

不動堂から左に登ると、参道(林道)に復帰して、また登ります。

しばらく登ると「矢作滝」ですが、地形図では「弥作の滝」、この御堂は「彌作堂」、
中に不動尊が安置されていましたが、はたしてどの字が本当なのでしょう?

ここに、三体目の道祖神。

ここからは、滝壺まで下りられますが、

中間から。

そこから少しで、渡る橋も木橋でしたが、付近に仮設トイレもありました。
その付近が、「黒沢越」への登山道の分岐なのでしょう。

更に登ると2本ありますが、何故か「一本杉」です。

ここに、四体目の道祖神。


更に登ると、「ふくしまの遊歩道50選」にも選ばれた、旧参道入口です。


杉並木に変わると、段々傾斜がきつくなります。


参道(林道)を横切ると、五体目の道祖神。


その先が、石段202段の入口です。 この付近が、参道(林道)でも一番の急傾斜の様でした。

石段の上で、更に参道(林道)を横切ったり出会ったりした後、また杉並木が続きます。
その中で、この杉が一際太く目に付きました。

旧参道も終わりに近づくと、最後六体目の道祖神。 この背後には、建物が垣間見えています。

参道(林道)に飛び出した所が、御本社(奥宮)の前でした。


拝殿。 右に

社務所。 更に右奥には、トイレもありました。

拝殿の左に境内社。

御本社の本殿。
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ここからは、本当の山歩きのスタートです。

薄い踏み跡を辿り、しばらく登ると

トラロープが現れ、全般に右上に登ります。 この中央の石の上の木の幹は、

石に縦に巻き付く様に、大きなS字を描いていました。

トラロープは登山コースを案内する、コースロープの様です。
その途中で背後には梢越しに、飯豊連峰を初めて確認する事が出来ました。
トラロープが終わり、左に30m程トラバースすると、

涸れ沢の先に平場が現れ、何か案内が置いてあります。

涸れ沢を渡って、

振り返る。 大きな倒木にはたくさんのステップが刻んでありました。

中央の木の右側を、トラバースして来ました。

この平場から長く太い鎖が7本連続で続き、全般にまた右上に登ります。
すれ違うスペースもほとんどありません。

鎖場の中間で、直径2m位の木の瘤から、幹が3本程延びていました。
大きな石でも抱えているのかな?

その上に立つ崖の縁の大木からは、遠景に吾妻連峰と、左下に登山口の大久保地区が見えます。

こんな感じだと思いますが、自信はありません。
鎖場が終わり、左に10数mトラバースすると、

鳥居が現れ、その奥には

谷を挟んで、岩窟に格子戸がはまり

鏡が祀られている様ですし、 右の石像は、狛犬かな?
奥宮の更に上の此方は、何と呼ばれるのでしょう。

ここが登山道の終点です。 鳥居の前には、3名位が立てるペースしかありません。
岩場のテラスで北側に開け、右下に遥拝殿のある大久保地区も見下ろせます。

飯豊連峰のUP。 門内岳~大日岳~御西岳~飯豊本山~種蒔山

御本社まで下ると、登りでは閉まっていた旅館が、開店準備をしていました。
大山祇神社の6月いっぱいは、「大山まつり」の期間中ですが、それに合わせてでしょう。
参道(林道)を忠実に下って、無事駐車場に戻りました。

遥拝殿の神楽殿前から見える台倉山で、

あの鳥居があった岩場のテラスは、地形図からは①の様ですが、私は②か③の気がします。
まあ、いずれ①~③のどれかでしょう。
山慣れた人でしたら、最後まで行って見るのも面白いかも知れませんが、
7連の鎖場から上は、スペースが限られ擦れ違い場所も少なく、3名以上で行くと苦労しそうです。
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